中学校時代ってなんであんなに時間があったんだろう

最近、1番好きなことをできていたのは中学校時代かもしれない、とその頃を思い起こしている。

なんでそんなことを考えたかというと、「好きなことを仕事にするには仕事になるかとか考えずに好きなことをやるべし」というようなことが、自己啓発本とかに書いてあって、それはわかるんだけど、今は外で働いているわけじゃないのに、好きなことをやりきった!という満足感が得られる日々というのがなかなか作れないから。

好きなことが何かわからなくなることもしばしば。

そんなときに思い返したのが中学校時代だったのだ。

ただ、恋愛は万年片思いだったし、家庭はまぁまぁ貧乏だったし、たしか母と父の中もよろしくなくて、イヤなこともたくさんあったはずなのだが、自由時間はすごく満喫していた気がする。

読書と映画鑑賞は今と比べものにならないくらいしていたし、インテリア雑誌や映画雑誌を隅々まで読んでいたり、絵を書いたり、好きな英語を勉強したり(翻訳家になりたいなと思っていた)、フリマや古着でおしゃれに勤しんだり、今思い返すとめちゃくちゃ充実していたと思うし、すごく自由に好きなことをできていたなぁと思う。

 

部活やってたしお金もなかったけど……

不思議なのは、まだバイトもできないからお金もないはずだし、部活動もやっていたし友達とも遊んでいたしで時間がありあまっているわけじゃなかった。それなのにあの充実ぶりは一体なんだったのだろう。

今は、仕事も不定期のライターの仕事だけで、転職活動でもそんなに動き回っているわけではない。

ところが、先ほども言ったが、いまいちやりたいことをやりきれていないので、あの中学校時代の充実ぶりを今少しでもマネできたらと思い、なぜあんなに好きなことに費やす時間があったのかを考えてみた。

1:スマホ・インターネットがない時代だった

これはかなりデカいと思う。

今やネットのない生活など考えられないのだが、もしもこの世からなくなったら、読書の時間は格段に増えるんだろうな……。WEBサイトの閲覧だけでなく、メールやラインもないわけで。

そういう時間がまるごと他のことに使えるとなると、それだけでどれだけ充実した人生が歩めるんだろうとか思ってしまう。

ネットがもたらした恩恵は計り知れないし、もはやネットなしでは生きられなくなってしまったけど、子ども時代にネットやスマホがなかったのは、すごく恵まれたことなのかもしれない。っていうか、本気でスマホでネットサーフィンとか、やめよう……。

2:ごはんが自動的に出てくる

これも大きい。今は仕事をしていないので、基本的には毎食自炊をしているわけだけど、作る時間だけじゃなくて買い物する時間も必要ないわけで、もちろん、ごはん以外の家事もしなくてはいけないわけで。

それらの時間がないとは、子どもも特権だったなぁと思う。

もう大人になったらやるしかないけど……。

3:彼氏がいなかった

今は週末はほぼ彼氏と会っていて、趣味も合うしおでかけして見識を広げられるし充実した時間を過ごしているけど、たまーに疲れたなと思うこともあるし、この時間を全部自分1人の時間にあてられたら……と考えることもある。

いなければ寂しいけど、いないならいないで自由時間は各段に増えるだろうな。

4:お酒を飲めなかった

ぶっちゃけ友達の家で飲むこともなきにしもあらずだったのだが、大人のように日常的に飲むことはなかったので、それも自由時間がたくさんあった理由の1つなのかも。

5:友達が近所に住んでいるし学校も近かった

学校は徒歩15分くらいだろうか。実家は住宅街だったので友達とも遊ぶのは近所か自宅か友人の家なので、とにかく移動時間というのは今とくらべものにならないくらい少なかった。マンション住まいだったので、同じ建物に住んでいる友達の家へは下手をしたら1分とか。

6:制服だから洋服を選んだり買う時間が必要なかった

選ぶ時間もそうだし、買い物する時間もかからないよなー。

 

そんなわけで、中学校時代には自由時間がたっぷりあったわけだ。

振り返ってみて、読書量とブログを書く時間を増やしたいので、ネットとお酒にあてる時間は減らそうと思った。

まぁ、時間がないのは単にダラダラ過ごしてしまっているだけなのかもしれないけど。