通勤はつらいよ

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今日は、久しぶりにオフィスに行くだけでクタクタになった日だった。

わたしが通勤で使用しているのはJRの湘南新宿ライン。最寄り駅から大崎で山手線に乗り換えて職場の最寄り駅まで通っている。東海道線で品川で乗り換えても通えるのだけど、電車内も乗り換え駅も、湘南新宿ラインのほうがすいているので、極力湘南新宿ラインを使っている。

ところが、この湘南新宿ライン、本数が少ないのがネック。東海道線は10分に1本なのに対して、湘南新宿ラインはだいたい1時間に3本から4本くらいで、20分以上も間があくこともある。しかも、他の路線の例にもれず、まあまあの頻度で遅延や、運行停止も。

今日は特にツイていなかった。

今日は、体調がすぐれず午後から出社する旨を会社に連絡をして家をでた、いつもと違う時間なので、何時の電車にのるかは決めていなかった。

ホームにつくと、東海道線が行ったばかり。次に来るのはまた東海道線だが、湘南新宿ラインとの時間差は5分くらいだったと思う。そうなると、会社の最寄り駅に着く時間は変わらないので、迷わず空いている湘南新宿ラインを選ぶことにした。

東海道線を見送り、次に来た湘南新宿ラインに乗車。おばさんの団体がだらだら下車したことで、いすとりゲームに負けてしまい、ちょっとふてくされてドア付近に立っていた。

電車はいつも通り進んでいたのだが、横浜を手前にして、停止。なんでも武蔵小杉で人身事故があったらしい。

またかーー。

いや、本当に結構な確率であるんですよね。遅れたり停車したり。この日はさらにアナウンスによると、運転見合わせ、とのこと。しかも先に電車がつまっているようで、横浜にも到着できぬまま、おそらく20分ほど停車し、やっと横浜駅まで動いた。

仕方なく超満員の東海道線に乗り換える。と、少し走り出してから、なんと、この電車も運転停止をしてしまう。

そのときのストレスといったら!

ただでさえ、満員電車に耐えられないために、ふだんは品川乗り換えをさけたり、極力すいている車両を選んでいるのだが、今回はわざわざ1本見送った後の電車で20分足止めをくらい、ストレスフルな満員電車に乗車し、こうなったら、早く品川につくように心を無に……と思った矢先である。

イライラは次第に募り、もう、引っ越したい。もう、JRなんて乗りたくない!!きー!と心を乱していたところ、満員電車がいかに人の心を壊すかということを目の当たりにした。

ドンッ、ドンッ……、ドンッ…。

あれ?なんかへんな音がするような……?

ドンッ……、ドンッ……、ドンッ……。

音がするほうを見てみるとひとりのオバサンが、口をへの字にして、地団駄を踏んでいた。

あ、やべ、自分も今イライラしていたから気を付けようと思いつつ、オバサンの気持ちは非常によくわかる、と思った。

本当に人を狂わせる。

あの込みようは。

動いていれば、電車の到着時間がわかっているので、あと何分で開放される、とわかるのだが、停止してしまうと、いつまでこの苦しみが続くのかと思い、苦痛は倍かそれ以上に。

オバサンの地団駄の不快な音を聞きながら、日本と満員電車を呪った。

なぜだ、なぜ日本には満員電車が存在するのか。

満員電車のせいで、かつてのわたしの働きたくない病は悪化したし、通勤だけでストレスで心がパンパンになる。

なぜ日本には満員電車が存在するのか。気になってスマホで調べたいところだったが、ちょうどスマホを家に忘れるという失態を犯しており、心を無に(できなかったけど)して、読書に勤しんだ。

結局、この電車でも20分ほど停止し、予定していた時間を45分ほどの遅れをもって、会社の最寄り駅についたのであった。

昼休みには、会社のPCで満員電車について調べてみた。が「満員電車がなぜなくならないか」についての記事はちょこちょこでてくるのだが、そもそも日本になぜ満員電車がなぜあるか、つまり、満員電車のはじまりや歴史についてふれているページは、みつからず。

人口に対する面積も狭いだろうし、海外に比べフレックスとかまだまだ少なくて皆が同じ時間に乗っているのものあるんだろうけど、それだけなんだろうか。でも、鉄道ができた1番最初は、通勤で使っている人なんて少ないだろうし、いつどのようにして満員電車ははじまったのだろう?

いやー、それにしても、私は最近、「仕事と労働の違い」という記事で、働きたくない病を克服したようなことを書いていたのだが、日本の労働環境を呪いたい気持ちがむくむくわいてきた。

ということで、通勤は極力なくしたい。週に5日とか4日とかじゃなくて、働く日数や時間は自分で決めたい。家で仕事したい、ああ、がんばって在宅勤務の仕事や好きな仕事に移行していこう、と誓った。

満員電車についても、調べてみようと思う。