月10万円とかで一人暮らしできる人の意味がわからない

なるべく働きたくないと思っている私だが、最近は、程よく(週5日×8よりちょっと少ないくらいが理想)働いて程よく稼いで楽しく暮らせたらいいな、と思うようになった。

というのも、昔に比べると好きな仕事ができるようになったことと、もう1つ、月10万円とかで暮らしていけるタイプではないということに気が付き(やっと)、あきらめがついたから。

 

月10万円で生活することは可能か?

私はよく、私と同じくなるべく働きたくない人種の方々のブログをちょこちょこ読んでいるんだけど、中には月に10万円以内で暮らしている方も珍しくない。

そこで考えてみた。

1か月10万円生活は可能なのか、と。

質素な暮らしならば可能な気はする。生活費をざっと見積もってみると、食費2万円、水道光熱費1万円、通信費1万円、交際費1万円、趣味や雑費1万円+家賃、と考えれば、イケるような気がする。家賃が4万円以内なら10万円だ。

(さすがに、税金や社会保険料込では難しいが、それを除く手取りでの生活なら)

私の場合、15万円でも継続はできない

しかし、いざ自分がやってみようと思っても、まったくできない。

うちは家賃が5万円なので、さすがに10万円は厳しいかと、15万円くらいならイケるか?と何度か思って、何度かチャレンジしたのが、やっぱりできない。

ちなみに、なんでそんなことにわざわざチャレンジしていたかというと、働きたくないからであった。しかし、無職期間とか、最高に金がない2、3か月とかならできるけど、継続するのはまったくもって無理だった。

私が月10(15)万円で暮らせない理由

なぜだ。

例えば、年収400~500万円以上とある程度収入がある人などは、生活レベルも自分なんかより全然高いはずなので、できなくてあたり前だと思う。

でも、私は250〜320万くらいをうろちょろしていて、それ以下の1年も結構あるし、ブランドものや高級フレンチがない生活でもまったく平気。コスメもプチプラコスメで平気。美容院は半年に1回くらいしか行かない。カットのみ。でも、できない。

そこで、なんでだろうと考えてみると、納得の理由がでてくるでてくる。

・職場が遠い&大食い

まず、仕事(今は派遣)がある日の夜に自炊というのが、ほぼ無理。なぜなら、夜にお腹が減って家まで我慢できないから。10万円生活を送るなら自炊は必須だけど、まずこれができない。やろうとしたけど、特に生理前なんかはやたらとお腹がすいてイライラするので、だったらさっと食べて帰ったほうがいい、と断念した。弁当も職場が片道1時間半かかるので、できるときだけ、という感じ。しかも、30代過ぎてマスコミの仕事についてからは、通勤1時間以上はデフォルト。

比べて、10万円生活を送っている人はだいたい、無職か、職場が近いか、小食の人が多い。

・ファッションが普通に好き

10万円生活ができる人って、ユニクロとGUオンリーでも全然平気、って人多いよね。そこまではできないかな、って感じ。ブーツとかコートとかはなるべくちゃんとしたのが欲しいし(とっても2万円前後までが目安なので、中流層の人にとってはむしろ安い…)。

・趣味が多いかも…

お金のかかる趣味をもっているわけでないんだけど、趣味の習い事が月1万円くらいかかるのと、とにかく本が好きで中古の書籍を含め月数千円~1万円くらいは買っているのと、アートも好きで、頻繁ではないが、美術館に足を運ぶことも。

無職の時は習い事を休んだり、本は中古だけにしたりと調整していたが、ずっとその生活は寂しいな~と思う。

あと旅行も好き…。最近は彼氏と行くことが多いのであんまりお金かかってないけど。

10万円生活を送れる人は趣味がネットとか投資とか、ブログとか、ゲームとかでお金かからにか、他のものでも1~2つくらいで、趣味が少ない人が多い気がする

・友達に恵まれている

年末にいろいろなお誘いがあったのと、○○さんにも最近会ってないから会いたいな~なんて考えていて、自分は友達が少なくないほうだと改めて思った。と言っても、たいして多くないけど。定期的に会うのコたちは数人くらい。十分だけどね。

でも、10万円生活を送れる人というのは、だいたい友達が少ない!家計に交際費の項目がなかったりして…。もしくは逆に、友達や知人が異様に多く貢がれキャラだったりする。私はどちらでもない。

・彼氏がアクティブ

彼氏が旅行やら外食やらが好きな人で、週末は外に出かけることが多い。年が離れているうえに結構稼いでいるので、基本的はぜんぶおごりで、大変感謝している。たださすがに、交通費までおごってもらうわけにはいかないので、交通費や、旅行すればちょっとお土産を買ったり、とちょいちょい出費はかさんでいるかも。とはいえ、シングルに戻りたいわけじゃないし、いろいろ楽しませてもらってるので、ありがとう以外の何物でもないわけだけど。

と、まあこんな感じで、文字にすると、ますます10万円生活が不可能だということがわかった。

 

自分にあったライフスタイルを築ければそれでいいんだよね

去年、無職の間は比較的少ないお金で(それでも15万以上はかかってる月も)生活をしていたのだが、派遣で働き始めてから、「プチプラコスメ使う」とか以外で節約するのがつらくて。かといってあまり働きたくないしな~と考え、なぜ月10万円以下で暮らせる人がいるのに、15万円の生活すら自分はできないのかな~とかちょっと思って。

で、なぜだろう?と、考えてみたら、上記のように友達多いし優しい彼氏もいて、恵まれてるからじゃん⁉って思えた。

しかも、習い事も去年はほぼ休んでいたけど、やっぱり行きたいし!好きな友達もと遊びたい!やりたいことたくさんあるし我慢しなくない!って思って。そしたら、そもそもワタシ10万円生活するような器でない⁉と思えてきたんだよね。「そういう人種じゃないんだ、あきらめよう」と。

かといって、10万円生活ができる人への憧れがなくなったわけではない。

だって、何より、ほぼ働かなくていいじゃん?しかも、そういう人って、普通にフルで働いていても、苦なく貯金したりしていて、貯金額すごかったりするし、突然海外行ったり、1年間ニートやったり?めっちゃ憧れるわ、て本気で思ってる。

結果、10万円生活できる人も、友達や趣味が多くてできない人も、自分にあったライフスタイルさえ送れればどちらでも幸せってことだね。

ただし、10万円生活を送ってみるか?という発想自体を持たない人が大多数だと思うけどね…。