箱根女ひとり旅。箱根の激安ホテルに泊まった話

箱根へ女ひとり旅

f:id:gerdamonroe:20161226192502j:image今年の2月、わたしは生まれて初めてひとり旅をした。

行先は箱根。

いざ行こうと決めて、気が付いた。34歳で初めての一泊旅だったのだ。ひとりでラーメン屋さんも牛丼屋さんも居酒屋だってがんばれば入れる女なのに、ひとり旅の経験がないのは、自分で自分を意外に思った。

箱根の激安ホテル「B&Bパシオンズ」へ宿泊

ひとり旅は少しハードルが高い。なんといっても泊まるところは限られてしまう。ひとりの宿泊プラン、あとは、旅館の美味しいご飯は量が多くてとても一人じゃ長々と食べられないので素泊まりプランがある宿でないといけない。

さらに、財布状況が厳しいわたしは激安の宿を探さなくてはいけなかった。

そこで見つけたのが、B&Bパシオンズというホテル。ひとり部屋もたくさんあって、おひとりさま大歓迎のホテルだ。

しかも宿泊料はまさに激安の3,000円代!しかも、近くにあるユネッサンの温泉施設、森の湯の入場料と朝食つきで4,000円プランも。平日だったためか2日前でも予約も可能で、わたしは、人生初の箱根旅温泉旅に出かけたのだった。

電車で箱根に来たことはほとんどなかったので、箱根湯本の駅に着いてまず、駅と山が近くて感動したのを覚えている。

激安ホテルの心地は?

B&Bパシオンズには、箱根湯本から伊豆箱根鉄道バス「湖尻・箱根園」行きで「ヴェルデの森」という停留所で降りる。所要時間は20分ほど。急な坂をぐんぐん上っていく。

旧正月だったからか、箱根湯本周辺とホテルには中国や韓国からの訪日客らしき人々が多くて驚いた。

部屋はこじんまりとしていたが、清潔だった。1点、トイレが部屋を出ないといけなかったのが気になっていたが、同じフロアにあるのだし、実際に泊まってみると全然気にならなかった。

お風呂は、ホテルにもついているのだが、やはりユネッサンの森の湯へ。歩ける距離だが、たぶん、歩くと結構距離があると思われ、ユネッサンに行く20分おきに出ているバスを利用できる。

森の湯はユネッサンの隣にある温泉施設。ユネッサンは水着で入るが、森の湯は普通の温泉で水着の着用はしない。初めていったが、とてもよかった。広いし、平日だったこともあるが人もまばらで、ゆっくり温泉を堪能した。

しかも、この森の湯の素晴らしいのは、源泉かけ流しでないにしても、循環なしの温泉だということ。加水、加温は行っているが、塩素くささはまったくないし、やっぱりフレッシュなお湯だと思うとうれしいし、温泉効果も存分に生かされるだろうしリラックスできると思う。

ということで、ゆっくりと温泉を堪能しホテルに戻りぐっすり眠った。

 

天山湯治郷でまた温泉

2日目は、とくに決めていなかったのだが、まだまだ温泉に入りたかった。ネットでみつけた天山湯治郷へ向かうことにした。

ひとりだし、目的地は温泉だし、すっぴんでホテルを出た。目的のために余計なこをする必要がないのがひとり旅のいいところだ。

天山湯治郷は、正真正銘の源泉かけ流しだ。

ここへも箱根湯本からバス。所要時間は15分くらいだったかな。

天山湯治郷には3つの施設がある。一つ目は、天山。休憩所や食事処が充実している日帰り温泉施設だ。2つ目は一休。こちらは温泉施設のみ。ほかに羽衣という宿泊施設がある。旅館ではなく保養を目的とした宿のため、連泊のみの受付。1泊目9,000円(税別) 2泊目8,000円(税別)、と比較的お手頃だ。いつかひとりで2泊、温泉と読書ざんまいの日々を送ってみたいなぁなんて思いながらも、この日はひとりで天山へ

施設へ着くと、お香(お線香)の香りが漂っていて、癒しムードが高まる。個人的にはすごく好きな香りだ。

施設内は和風のつくりでおしゃれだし清潔感もありゆったりくつろげる雰囲気だ。

さっそく湯へ。実際につかると、さすがは、源泉かけ流し。泉質の違うお風呂が屋内外に5つ(HPによれば男女それぞれに5か所ある)あり、湯加減もちょうどよくて、こちらでもすっかり長居をした。

湯を出ると、女湯の休憩所でゴロゴロ。

そのあとは、施設内のテラスでゴロゴロしながらひとりビール。2月なのに、すごく天気がよくて、テラスに出ても暖かくてビールもおいしくてすごく幸せな時間だった。天山でたかれてるお香を買って帰った。

もうすぐ1年ほどたつのに、もう一度、あんなひとり旅がしたい、そんなふうに思える2日間だった。

天山湯治郷 

神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208

天山

営業:9時~23時(22時 札止め

料金:大人1,300円  子供650円(小学生まで)
泉質:塩化物泉, アルカリ性単純温泉

その他の効能:冷え症・肩凝り・筋肉・関節のこわばり・腰痛・慢性婦人病・他

 

箱根旅行で箱根フリーパスが本当にお得か検証してみた

箱根フリーパスは本当にお得なのか

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23日から3日間、箱根に行ってきました。

箱根に到着前に迷っていたのが、箱根フリーパスを買うか否か。

決まっていたのは、宿は1日目は芦ノ湖の近く、2日目は塔ノ沢ということと、ポーラ美術館へ行く、ということだけ。他は未定だった。

箱根フリーパスとは?

箱根フリーパスとは、小田原や新宿から箱根湯本までの往復1回と箱根登山系のバスや電車、ロープウェイなどの交通機関が乗り降り自由というチケットだ。

乗り降り自由になるのは以下の交通機関

とはいえ、次の値段だけ聞くと、ちょい高いような気もしてしまうのも事実。

2日間有効で

新宿からは5,140円

小田原からは4,000円

上記の価格で計算すると、小田原から箱根湯本までの往復代金1,240円は必ず使うとしても、湯本から箱根内の移動に2,760円使わなくてはいけないのだ。

例えば、2日間の予定で、ま箱根湯本から星の王子さまミュージアムなんかに行って宮ノ下あたりの宿に泊まって、2日目は湯本の日帰り温泉へ、程度のタイムスケジュールでは必要ない気がする。

実際に計算してみると……、箱根湯本から箱根登山鉄道で強羅までは400円。強羅から星の王子様ミュージアムまでバスで330円、往復660円。強羅からホテルのある宮ノ下へ移動で同じく箱根登山鉄道で270円。宮ノ下から湯本までは270円。これで合計1,600円だ。

かくいうわたしも今までこのフリーパスを購入したことはないのだが、2日のチケットは色々なスポットを巡りたい人や、運賃が高めの乗り物に乗る予定の人なら買ってもいいかも。

箱根フリーパス2日間、以下の人は検討の余地あり

・箱根をぐるっと周遊したい

・数か所のスポットを巡る予定

箱根海賊船(運賃は桃源台から箱根港で片道1,000円)に乗りたい

箱根ロープウェイ(桃源台から大涌谷まで片道1,050円)に乗る予定

 

 

3日間有効の箱根フリーパスの料金

でも、今回の旅は3日間だった。そう思って迷っていた。3日間のフリーパスの料金は以下の通り。

新宿からは5,640円

小田原からは4,500円

わたしたちは小田原からの出発。小田原から箱根湯本までの往復は1,240円。4,500円ー1240円は3,260円。1日あたり1,090円以上の運賃で移動するなら、購入した方がお得ということだ。

これなら元が取れそうな気がした。さらに、冒頭で紹介した3つのスポットの他、ガラスの森美術館のクリスマスに惹かれ、そこにも訪れることにした。

そうなると、結構移動することになると思い、今回初めて、フリーパスを購入することに。

交通費を計算。果たしていくらお得だったのか?

旅のスケジュールは以下のように。あまり多くのスポットに行っていないけど、2日目は宿でゆっくりしたし、3日目の美術館はゆっくり鑑賞できたのでとても満足だ。

1日目

ガラスの森美術館

箱根園のホテルへ

2日目

駒ヶ岳

塔ノ沢の宿へ

3日目

ポーラ美術館へ

 

そして、かかった交通費は以下の通り。フリーパスを買った甲斐があったのか改めて検証してみよう。

フリーパス対象外のタクシーと駒ヶ岳ロープウェイを除いて、以上で4,680円でした。これに、小田原から箱根湯本の往復運賃の1,240円を加えると合計は5,920円。3日間有効のフリーパスは4,500円なので、1,420円もお得でした。

しかも、結構ゆるゆるなスケジュール(美術館は結構時間かかるので)でこんなにお得ということは、もっとアクティブにいろいろ巡る人は、かなりお得だろうと思う。

箱根フリーパスの「ミュージアムセレクト2」とは?

しかも、です。箱根フリーパスは美術館などの施設の割引も適用されます。200円程度ですが、使わない理由はないですよね。

さらには、今の時期、場合によっては、いち施設あたりは800円近く割引になる場合も。それが「ミュージアムセレクト2」(2015年(学生向け)と2016年にそれぞれ12月~翌年3月までの期間で利用可能だった特典。2017年発売開始は未定※2017年10月追記)というチケット。

箱根ガラスの森美術館星の王子さまミュージアム、ポーラ美術館、箱根ラリック美術館彫刻の森美術館、箱根・芦ノ湖成田美術館のうち好きな2館で使えて、大人2,000円というものだ。フリーパスを持っている人のみが購入できる。

今回はポーラ美術館とガラスの森美術館に行く予定だったので、迷わずこのチケットも購入、箱根ガラスの森は1,500円、ポーラ美術館は1,800円。通常なら3,300の入館料が2,000円!めちゃくちゃ安い!ただしこちらは2017年の3月31日までなのでご注意を。

2018年版についてはこちら!

www.book-diary.com

 

交通費の1,420円に加え、ミュージアムセレクト2で1,300円もお得に。合計で2,720円も安かった!

 

 

箱根フリーパスを買うのにおすすめの人

ということで、箱根フリーパスはとてもお得だということが判明。まとめると、特に次のような人はぜひ購入することをおススメします。

箱根ロープウェイに乗りたい!(片道1000円以上の区間もあり割高なので。ちなみに駒ヶ岳ロープウェイには使用できないので注意)

箱根海賊船にのりたい(運賃は桃源台から箱根港で片道1,000円)

・冬の特典「ミュージアムセレクト2」を使って美術館巡りをする。

・目的地同士が離れていて移動距離が長くなる予定(箱根ではバスで500円越えとかわりと普通もっと高いことも)

・2泊で行く予定

・観光スポットを思うぞんぶん巡りたい

箱根フリーパスが買える場所

箱根フリーパスが買えるのは、小田急各駅やJTB、KNT、日本旅、小田急トラベルの店舗など。

もちろん当日購入してすぐ使えるので、新宿や小田原駅小田急窓口で購入するのが楽ちんかなと思います!

今年は人生初の箱根に4回も行った年になり、ちょっと驚いている。ひとり旅、彼氏と、仕事で、最後に彼氏と。その旅のそれぞれブログに書きたいな。

 

意外と多い、会社員以外の選択をしている人たち

偶然か鏡の法則引き寄せの法則か、わたしの周りには、会社員の人が少ない。

友人Y…マッサージの仕事。歩合給。将来は自分のサロンをもちたい。1人暮らし。

友人N…夜の仕事で、昼間はのんびりと過ごす毎日。ヒマだとよくつぶやいているのがわたしには信じられないが、うらやましい。兄弟と住んでいる。

友人S…アクセサリー作家。まだ売それだけでは食べいけないようだが身内が士業のため、手伝いをして食いつないでいる。実家暮らし。

友人T…ライター、ヒマだったり、忙しかったり、がつがつ働いているのは見たことがない。実家暮らし。

彼氏…自営業。稼いでるけど比較的自由な時間を確保しているところをわたしは実は1番尊敬している。バツイチで子供と2人暮らし。

友人M…ライター。週に2、3日働き、空いた時間で図書館に通う毎日を過ごす。同棲中の彼氏がお金もちで、家賃の心配がないのがうらやましい。

冒頭で少ないって書いたけど、定期的に連絡を取っている人たちの中には会社員いなかった……。

みんなそこそこ楽しそうで、彼らと接していると、わたしは自分だけつらい思いしているような気持ちになった。社員の仕事はベンチャーといこともあり、やりがいはあったけど、ストレスが多くて、愚痴っぽくなって、悲しくなって、でもみんなは楽しそうに毎日を送っていて、仕事したくない、辞めたい辞めたい思っているのは自分だけでおかしいのかなと思っていた。

でも、辞めたいものは辞めたい。

仕事がイヤというわけじゃなく、自分の時間が持てないこと、執筆やモノづくりや、読書などができないことが耐えられなかった。本当、今思えば、昔からそうだったが、好きなことできなかったり、忙しいと死にたくなる。

これからは、みんなの仲間入りをして、切磋琢磨していけたらと思っている。

このブログでも、社員や週5日労働、果てはお金にとらわれない生き方をしている人を紹介していこうと思います。

 

 

会社員、卒業しました。

 約1年間お世話になった会社を辞めた。

自分でいうのもなんだが、引き止められて、それを振り切って、でも円満退社させてもらって、とても感謝している。みんないい人で後ろ髪をひかれる思いはある。今までやったことのない仕事をたくさんして大変だったけど、成長できたと思える。入社したことはぜんぜん後悔していない。

それでも、ダメだった。

毎日じゃやなくてもいいから、家でゆっくり夕ご飯が食べたい。

たくさん本が読みたい。

映画が観たい。

漢字の勉強がしたい。

デートもしたい。

趣味の鎌倉彫もサボらず通いたい。

アクセサリー作りもしたい。

そして、書きたい。

忙しさと、都内への通勤も負担になり、好きなことがぜんぜんできない日々で心が死にそうだった。

もうそろそろ、好きなことに時間をたくさん使うライフスタイルを叶えなくちゃと思う。会社員を卒業したことを後悔しないように。でも実は不安だらけだけど、新たなスタートの日。決意を忘れないように進みたい。

 

週休3日になれば精神的な満足度は倍になるんじゃないか

「週休3日制、ヤフーが導入検討 働き方を多様に」

 

少し前にユニクロが週休3日制度を導入しはじめたが、ヤフーも検討しているらしい。大変喜ばしいことだ。

 

日本の大手企業がこのよううな働き方を導入するとは想像していなかったの少し驚いたが、もしかしたら、いま日本は働き方が変わる分岐点にきているのかもしれない。

 

働き方の多様化を進めることが目的で数年内の実現を目指す。週2日の休みを土日に限定せず自由に選べるようにすることも検討する。

日本経済新聞より

 

今後、労働人口が減り、一定のスキルをもつ人材を一定数確保するためには、社員の満足度、女性が働きやすい環境、家庭の事情などが出てきても長く働ける環境、また、高齢者が働ける環境、などを整えていかないと、会社に人は残らないのではないだろうか。

 

ちなみに、わたしは、自分の世話しかしないで済む独身であるが、週休2日で残業、休日も仕事とかしていると、まず、部屋が荒れる。そして、食費などで無駄なお金は使うし、趣味の時間や、病院とかその他所用はどんどんたまって心は重くなる。だんだん、働くために生きているような感じがしてきてイライラしたり、うつ状態が訪れたりする。たったの1か月とか2か月でそうなる。

 

それでも、わたしは、このような状態が慢性的にならなければ、比較的好きな仕事ということもあり、どうにかこうにかやっていけているワケだが、世の中にはわたしよりもっと外で働くことが苦手な人もいるだろうし、ぜんぜん好きじゃない仕事についている人もいると思うので、そう考えると、鬱や自殺者が多いことにも頷いてしまう。

 

そういうわたしも休日があっても、週5日8時間以上働くだけでけっこう辛い。いまのライフスタイルの精神的な満足度30%くらいだもんな。いま、文字にしてみて、低っ!と驚いたが。もっと趣味や好きな人と過ごす時間や文章を書いたりする時間がほしい。

 

んで、これがもし、週休3日になると、わたしの精神的な満足度は明らかに倍以上になると思う。休みが倍になるわけじゃないけど、満足度は倍以上になる。たぶん70%くらいに。残りの30%は自己実現を叶えないと難しいかな。でも、そのための時間がとれるから、次第にあがっていくだろうと思う。

 

わたしのような人間がいるとともに、世の中には、ワーカホッリク気味な生活を何年も続けている人もいるわけだが、私は本当にそんな人たちとは異次元の世界で生きているんだなぁと常々思っている。

 

そして、今の社会は、最低限8時間を5日働ける人、長時間残業をいとわず働ける人、社会的適応能力が高い人、もっとひどい場合はワーカホッリク気味な人にあわせてつくらていて、まわってしまっているのが問題。

 

だから、それ以外の人は、鬱になったり、なかなか安定した職につけなかったり、金銭的に安定しなかったり、いつも疲れていたり、既婚の女性は仕事を辞めてしまったり、なんとかがんばってはいるけど人生を十分に楽しめなかったり、という皺寄せがきていてるのだ。

 

 

 

ただ最近、「そんなに働きたくない」とかむしろ「働けない」と口にする人は増えてきた気がする。それに労働人口の減少や少子化問題がともない、さまざまな働き方や長時間労働をよしとしない小さな流れがやってきたようだ。

 

今後どんなふうに社会が変わっていくのか、見て行きたい。そしてわたしも、満足度をあげるために、少しずつ行動していかなくてはいけないなぁと思う。

 

 

週末湘南ライフ。鎌倉、江ノ島、七里ガ浜、稲村ヶ崎を散歩

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恥ずかしながら「湘南ライフ」という言葉につい惹かれてしまう自分がいる。

いつかは鎌倉周辺や湘南に住みたい、と漠然と思っている。

なのでここ数年は勤務地は東京なのだが、どうしても今住んでいる神奈川県からでる気になれないでいる。

都内で遊ぶことももちろんあるのだけど、最近は、鎌倉や江ノ島江ノ電沿線などをぶらぶらしたり、熱海や箱根にふらっと遊びにいったり、ということが少なくなく、スローライフに憧れていたり旅好きだったりの身分としては、現在住んでいる戸塚は結構便利なのだ。

今週末も鎌倉、江ノ島、七里ガ浜、稲村ヶ崎、鎌倉というコースをぶらぶら。

はじまりは、3回目の来店であった鎌倉の飲み屋へ。2回ほど行ったことがある店だったが、無性に行きたくなったのだ。美人なおくさまと旦那さんの夫婦でやっている居酒だ。

昼ごはんを軽めにしたので、17時のオープンを20分ほど過ぎた頃に入店した。すでに3組ほどの客がいた。

ビール、お通し、かぶといんげんのサラダ、シラスと青のりのコロッケ、このあたりでビールおかわり、さんまの刺身を食べて、焼酎、佐藤の黒をオーダー、やっぱりさんまの刺身と合う!海老しんじょうの蓮根はさみ揚げ。全部おいしい。

この店、地元の人が多くて、食べログにもほぼほぼ情報がないので知る人ぞ知る、的な存在なのだろうか。店はあまり大きくないので19時頃にはほとんど満席であった。

店内のテレビでは相撲が流れており、彼氏はとても喜んでいた。後述するが、もう一軒のお気に入りの店でも相撲がを流しており、鎌倉は相撲好きにはうれしい街なのかも。

次の日は海沿いを散歩したかったので、夜は江ノ島に宿泊した。翌日は片瀬江ノ島から七里ガ浜・稲村ガ崎に向かい、散歩だ。

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七里ガ浜のパシフィックドライブインに行きたかったのだけど、とてもお腹がすいてきてしまい、七里ガ浜より手前で赤いパラソルの店を発見したので、そこに向かおうということになった。近づいてみると「アマルフィ」系列のカジュアルイタリアン「Amalfi Della Sera(アマルフィ デ ラ セーラ)」という店だった。

彼はあまり興味がなさそうだったが、私は行ったことがなかったので、そのまま向かうことに。

江ノ電の線路を渡り、長い長い石段を登り到着。 時刻は11時前ということもあり、待たされることはなくテラス席につくことができた。

やはり海を眺めながらのビールは最高だった。サラダとピザとパスタを味わう。少し残念だったのが、接客。親切な店員さんもいたけど、ちぐはぐな対応であったり、融通が利かない印象だった。

女性同士数人とかなら、ロケーションは最高で料理も美味しいのでありかな。女同士わいわいしていれば、正直、接客の善し悪しなど余程でなければ気にならないと思うので。

ま、料理はおいしかったのでお腹は満足だ。

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さて、次に向かったのは、前出の七里ガ浜の「PACIFIC DRIVE IN」。ハワイアンフードのお店。こちらは海の目の前だ。が、あいにく雨がパラついていたので、テラス席は濡れていて、座れないため、店の前の海壁で休憩だ。そこでは皆写真を撮ったり、海を眺めたり、コーヒーを飲んだりと思い思いの過ごし方をしている。そこに腰掛けてわたしはビールを。彼は寝転がってしばし昼寝タイム。

サーファーとか若い女性同士や、おしゃれなママとパパと子供、などを眺めていた。

すると、サーフィンはもともとしないけど、若くもないし、最近ではおしゃれもそこそこの感じで手を打ってるし、イケメンの彼氏はもう一生できそうにないし、ほんの1ミリだけアウェイな気分に……。ま、1ミリだけね。

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しかしながら気をとり直して思う、やはり、この店、すごくかわいい。アメリカの西海岸にあるような外観と、みんな大好きなハワイがコンセプト。次こそはフードも食べてみたいなと思う。

 

 

 

ビールを飲み終え、稲村ヶ崎公園に向かう。

雨が降ったりやんだりという天気だったので、到着するとびっくりするほどガランとしていた。ベンチでおしゃべりしたり、海を眺めたり、ここでものんびりする。

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山を上った屋根のあるベンチでゴロゴロまでしてしまった。だって、全然人がこないのだ。時間を気にせず、何もしない、贅沢な時間。でも休日くらいこんな時間は作りたいよなぁと改めて思う。そんなときはやはり自然の近くがいい。まぁ晴れた日はもっと人がいるのだろうが、店の中や街中と違って人混みの中を彷徨うなんてことにはならないはずだし。

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その後は、稲村ヶ崎から江ノ電で鎌倉にもどり、17時頃、ちょこちょこ利用している老舗の食堂「あさくさ」へ。ちょい飲みセット×2でそれぞれビール、唐揚げ、本日のマリネ(バンバンジー)、釜揚げしらす、枝豆を。その後、それぞれハイボール、麻婆豆腐(絶品!)、釜揚げしらす丼を。

ここもいつ来ても何を頼んでも美味しくて安い!

そんな2日間を過ごした。時間を気にせず散歩したりや昼寝したりや海を眺めたり、鎌倉のお気に入りの店ごはんやお酒を楽しむ……。これって、わたしが憧れている、湘南スローライフではないか。意外とできるぞ。やっぱりこのまま神奈川に住み続けようと思った次第だ。

 

 

ストレスを癒すための熱海温泉旅

基本的に根性なしのため、「激務」なんて言葉とはほど遠いけれど、久しぶりに仕事で夜中まで作業したり、土日を潰して作業したり、そのせいでパートナーと喧嘩をしたりして、正社員らしくストレスを募らせて疲労困憊した8月が終わった。

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するとどうしても温泉に行きたくなりそう伝えると「熱海でも行こうか」と彼。

熱海。いいね。療養したいときにぴったりハマる響きである。観光する気ゼロの旅の目的地として近場の温泉いう安心感は何ものにも代えがたい。

いざ、療養という名目のもと、ビールを飲んで温泉に入ってゴロゴロして本を読みまくるという忙しい現代人にとっての至福の旅へ!

旅のプロローグはサッポロとアサヒで始まった。そう、グリーン車で乾杯だ。

最寄りの駅から熱海までは約1時間の短い旅路。

熱海行きの東海道線グリーン車はほとんど満席に近かった。戸塚では座れずに、大船で椅子取りゲームに勝利し、無事乾杯できたのだ。

平塚あたりから海が見え始める。神奈川県在住、海なんてちょこちょこ見ているのだが、やっぱり見え始めると「旅テンション」は上がり始める。

ビールを飲み終え、やや手持ち無沙汰になり始めたところで、熱海に到着。

実は車で向かったことが多く、電車で熱海に来るのは物心ついてから初めての気が。意外と人がいるなぁ、と思った。

でも、どことなく漂う昭和感に魅せられ、ぶらぶらしたい欲がムクムクムと沸いてきた。

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まずは駅の目の前レトロな洋食屋に吸い寄せられた。かわいい。写真を1枚をぱしゃり。

さて、昼どきなのでまずは腹ごしらえしたい。でも同時に海を見たい気持ちが抑えきれず、ビーチへ向かうことにした。その道中、もしくは海の近くでよき飲食店があることを願って。ああ。早くビールが飲みたい。

駅から海辺までは、ほとんど下り坂を下り続ける。途中、今はいいけど帰りはこれを上るのか……と帰りの疲労感への懸念が生まれるが、とにかく、今は海だ海!お土産屋、干物屋、古めかしい旅館などがひっそりと軒を連ねている中を歩く。

駅は人が多かったが、少し離れるだけで、人通りは多くない。ちょっと路地に入るとまったく人影すら感じない。

でも、それがいいよね。

ゆっくりしたくて来たんだもの。 

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路地を下ると海が見えてきた。海のすごいのは、ただ視界に入るだけで解放感を与えてくれるところだ。路地を抜けると、目の前には、自分の中での、熱海といえばこの景色、という、ヤシの木と海とおしゃれっぽさナシのホテルとおぼしき建物がなどが広がっている。

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好き、熱海。

海を横目にランチスポットを探すも、意外とひっそりした雰囲気でお店は少なかった。それでも海が見えるところでビールが飲めたらいいのになぁという思いを捨てきれず、少し歩くと、ビールが飲めそうな地元のフェスティバルを発見する。

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よく郊外や地方でやっているような、露店があり、アクセサリーとかリゾート服とか雑貨類などの店も出ていて、小さな特設ステージで踊りなどが開催される、アレである。

ビールもあって、ちょうど海の目の前。屋台からはいい香り。

「ここでビールかって何かつまむ?」

彼にそう聞かれ、二つ返事でうなずいた。

 フェスティバルの敷地内にもテーブルと椅子はあるのだけど、海に面した遊歩道のベンチに腰かけることにした。 

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熱海の海の景色を堪能できるポジションだ。正直、絶景!という感じではないが、解放感とともになぜかほっとするような景色。

そんな眺めの目の前で、ビールを味わう至福のひとときである。フードはフランクフルトにもちが巻いてある「あげもちフランク」と、ケバブサンドの中身、キャベツとケバブとソースをあえた「おつまみケバブ」などちょっとした創意工夫がなされたもの、王道の焼きそば、海老の塩焼きをチョイス。

どれもビールと合ううえに、B級グルメの中では一級のおいしさだった。特に驚いたのが海老の丸焼き。海老のうまみたっぷりで味が濃い。何とかフェスティバルなんて突発的な催しのごはんがこんなにおいしいなんて。熱海の底力を知った。

さらには、フードと海だけでも素晴らしいのに、おばさまたちのフラダンスや、初めてその存在を知ることとなった熱海のゆるキャラ、温泉好きのおじさんの妖精「あつお」などが登場し、私たちもたっぷりとローカルな催しを楽しませていただいた。

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その後、海を眺めながら遊歩道を歩き、こじんまり感が何ともいえない「サンビーチ」の波に当たりながら砂浜を歩き、宿泊先の「KKRホテル熱海」へ向かった。

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宿泊場所は彼にお任せしたので、ホテルについて得意げに語ることはできないが、部屋から海が一望できるのが魅力的なホテル!室内やベッドも広々としていて、さっそく、ゴロゴロしてくつろいでいると……ついウトウト、あっという間に夕食の時間だ。

夕食では、熱海の地ビールやワインとともに、和食会席を楽しんだ。飲兵衛ふたり組でもゆっくりくつろがせていただき感謝。でもこのホテル、1点、注意すべき点が……。

食事が豪華すぎて、お腹が……。とにかく量が多すぎる。品数もそこそこあるのに、極め付けがメインの金目鯛の煮付け。一人前で大きいの一匹まるまるやってきたときは、目を見開いてしまった。

大食いか育ちざかりの方以外は、調整してもらうことをおススメいたします……。

お腹いっぱいで苦しんだ挙句、酔っぱっていることも手伝って、パートナーは部屋に戻りダウン。わたしもつられて、ふたりともお風呂にも入らず、眠ってしまった。

 

 

 

翌朝も、起床時間と朝食の兼ね合いで、備えつけのシャワーで済ませてしまい、大浴場は利用せず。ところが、だ。今、このブログを書きながらホテルのホームページを見ていたら、大浴場からも海が見渡せるではないか!!!教えてよ、誰か!というか彼氏!

とてももったいないことをしたと後悔の念が。しかもちゃんと温泉なのね。風呂についてはホテルで見た限り大浴場としか書いてなくて、温泉じゃないのかなーと漠然と思ってしまっていた。ま、でも、源泉かけ流しではないのかな。ホームページに書いてなかったので。

でも、部屋も、温泉もオーシャンビューで、ボリュームたっぷりの食事。これで1万円代はすてきだと思った。

さて、療養目的のくせに、結局お酒を飲んでばかりいた熱海1日目。2日目こそは、温泉で疲れを取りゴロゴロするという欲求を満たすべく向かったのが、熱海駅から徒歩15分ほどの「熱海温泉日航亭大湯」。

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徳川家康が入浴したことがあり「出世の湯」とも言われていたそうだ。昔は温泉旅館だったそうで、入り口からして趣たっぷりだ。もちろん、源泉かけ流しだ。

入り口を入ると、左手に靴置き場があるので、そこで靴を脱ぎ、フロントへ。入浴料は1000円だ。と、まずは休憩室へ向かう。畳の大広間だ。7台ほどの大きなテーブル(6人くらいで使えそう!)に、縁側まであって、静かだし、すごくくつろげる!めっちゃゴロゴロできる雰囲気。っていうか、すでにみんなゴロゴロしてる!

「ここ、また来たい」

温泉に入る前からそう思ってしまった。

時刻は11時。ホテルから20分強歩いたので、まずは、のどを潤そうとテーブルにふたりで腰掛ける。まだ午前中。いくつかのテーブルが空いているた。彼はビールを。わたしは、とりあえずアイスコーヒーを自販機で入手した。

ひと段落ついてから、私がおもむろににカバンから取り出したのは、『dancyu』。楽しみにしていた焼酎特集だったが、全然読むヒマがなかったのだ。念願かなっての瞬間だ。

彼も読みかけの本を取り出し、ふたりで読書タイム。途中、私もコーヒーからビールへ切り替え。彼も2缶目へ。ビール、ゴロゴロ、dancyu。どうしよ。楽し過ぎる。見た目にわかるようにはしゃいだりはしないけど、心の中ではこんな時間を過ごせることに、とてつもない喜びを感じていた。

ビール、ゴロゴロ、dancyu

を続けていたら、あっという間にお昼を過ぎていた。そこで温泉に浸かる前に腹ごしらえをすることに。日航亭では、メニューは多くはないが、カレーや定食などが頼める。カレーと迷った末、わたしはミックスサンドを。彼はハンバーグ定食をオーダーした。

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腹ごしらえし、少々読書の続きをしてから、14時頃、いよいよ湯へ。半露天風呂と、大風呂と、貸切で使える内湯の家族風呂がある。今回は、家族風呂に入ろうかとうことになった。

家族風呂は空いているときに自由に使えるようになっている。予約などはないため、利用中の場合は、タイミングを見計らうか、扉前のベンチで順番待ちをするかだ。

タイミングよく空いた時間があったので、2人で仲良く入りました。が、しかし、結構熱い!最初は熱くて浸かっていられないのではないかと思った。足まで浸かっては出て、太ももまで浸かっては出て、腰まで浸かっては出て、などしているうちに、ようやく暑さに慣れてきて肩まで浸かることができた。うん、やっぱり気持ちいい。熱いけど。気持ちいい。やっぱり、普通のお湯と違う気はする……。

でも、熱いものは熱い。少し浸かっては、洗い場で休んだり、足だけ浸けてみたりなどをしていた。

ひとしきりお湯を堪能したところで、大広間へと戻る。改めて、この古民家、というより田舎のおばあちゃんの家的な雰囲気に、女性はすっぴんで堂々とくつろぐことができると思った。若い女性同士とか、男性同士のグループより、家族や夫婦やカップルがしっとりとした時間を過ごしている印象だ。よって、静かなのもうれしい。

湯から出たあとも、ゴロゴロ読書を続けて、施設を出たのは結局17時半頃であった。

それにしてもビールとランチ代は別だが、1,000円でこんなにゆっくりできるなんて!また来るしかないでしょう。

温泉があれば充分とのことなのか。目立った観光スポットに乏しい、熱海。でも、こんな最高の温泉があるなら、いらないよね。ゆっくたりのんびり過ごす人のために、今のままでいいと思うよ。ありがとう、熱海、あつお、また来るよ。