わたしが仕事をズル休みをしていた5つの理由

ズル休みは本当にいけないことか?

 

「ズル休み」というと、ものすごく悪いことで絶対にしてはいけないものだと、わたしは思っていた。

 

それなのにわたしは、仕事をズル休みしたことが何度もある。だから、過去に、仮病を使い休んでは罪悪感を感じていた。

 

でも、最近、思う。

 

ズル休みをするのは、本当に悪いことなのだろうか?

 

たぶん、めちゃくちゃ大事なアポやプレゼンがあるのに、雨降っているからとか、家でゴロゴロしたいから、というような理由で、休んじゃおー!という人は、日本人にはあまりいないと思うのだ。

 

 

「ズル休み」(正確にはと呼ばれてる現象)に至った原因を深堀りしてみると、ズル休みをする理由があったり、実はズル休みではなかったりするんじゃないだろうか。

 

 

ズル休みにも、いろいろと種類があり、精神の不調、カラダの不調、仕事のペースに無理が生じている、か、誰がどう考えても本当のズル休み、などだ。

 

 

今回は、ズル休みをする(というかわたしがした)理由と原因を詳しくさぐってみた。

 

 

ズル休みの理由1:実はカラダに不調があった

 

ただ会社に行きたくない。それだけで休むなんて、立派なズル休みだと感じるが、経験上、実は、貧血やPMSなどカラダに不調があったというケースが少なくない。最近は、これは貧血だとかPMS(生理前にイライラや憂鬱な精神症状が現れるなどなんらかの不調のこと)だとかわかるし、少しは事前にケアする術を覚えたので、これらで休むことは今はあんまりなくなったかな。

 

あと、行こうと思えば行けるけど、なんとなく調子が優れない、カラダがだるい、なんてときも、休むと罪悪感を感じてしまうものだが、本来は全然休んでいいと思う。がんばって行って悪化するより、症状が軽いうちに休んで早めに直したほうが、会社にとっても本人にとってもいいのに。なんとなく日本では、風邪であれば、下痢がとまらない、とか、熱が38度以上あるとか、かなり最悪じゃないと休んじゃいけない、みたいな空気があるのはなぜだろう。

 

「行こうと思えば行けるけど調子が悪い」ときの休みのはズル休みでない。

 

若い頃はサービス業をしていたこともあり(日によって、誰かが休むととんでもなく忙しくなる)、行こうと思えば行けるくらいの不調で休むことに罪悪感を感じていたが、本来は、1人休んだだけで、まわらなくなる会社の体制のほうがおかしいのかもしれない。

 

ズル休みの理由2:著しい精神的疲労を感じる

 

とにかく、仕事が原因であれ、プライベートが原因であれ、精神的に疲労困憊している状態。これも、高熱にうなされているわけでもないのに、休んでいいものか?と罪悪感を感じてしまうものだが、どうしてもつらいときは、やっぱり休んでいい。1日や2日休んで、うつ病を免れるならぜんぜん大したことないのだ。

 

とにかく精神的に参っていて「ふとんから出るのも苦痛」とか「これから電車に乗るなんて信じられない」なんてときは休んでも、ズル休みではない。「心身の不調」と捉えて罪悪感もたなくてもいいと、少し前から思うようになった。

 

ズル休みの理由3:働きたくない(逃げたい)

 

わたしは、過去にあまり好きではない仕事をしていたときには、ただダルくて、正真正銘のズル休みをしたこともある。でも、がんばって行った日もある。がんばって行くコツは「今日はとりあえず行くだけでいい、会社に行けただけでえらい」と自分にい聞かせること。とにかく、行くだけでいいから、隙があったらサボってもいいし(実際は意外とまじめなのでさぼらいんだけど)、愛想もふりまかなくていいと、自分にいいきかせて、なんとか家を出ていた。

 

でも、この、逃げたい、も実は、仕事が合っていないよ、自分の道ではないよ、疲れているからペースダウンしたほうがいいよ、というサインであり、「2:著しい精神的疲労を感じる」と紙一重。重症になったら休んでもよいのでは?

 

わたしの場合は、自分にあった仕事を見つけてから、このただ働きたくなくて逃げたくてズル休みすることはなくなった。自分にあっている仕事をすることは大事だ。

 

ズル休みの理由4:実は仕事のペースがキャパを超えている

 

長時間の通勤と一日8時間労働、ときには残業などで、とにかく時間に追われている……やらなきゃいけないことや、やりたいことも考えたいこともたまっていて、家も散らかっているし、頭がどうにかなりそう!!!!ということが、過去に何度かあった。休日出勤があったり、休日はあっても疲れて寝ていて、精神的疲労が回復しないとか、とにかく、混乱しているときだ。

 

そんなときにも、わたしは仮病をつかって休みをもらうことがあった。家事やたまっている用事を片付ける時間や、考え事などをして精神を落ち着かせるための時間がどうしても必要だったから。「2:著しい精神的疲労を感じる」と似ているが、「4:仕事のペースが合っていない」は、生活を整える時間がなくて、著しい精神的疲労を感じており、時間さえあれば「著しい精神的疲労」を取り除くことができる。

 

一般的には、ズル休みの範疇といえるかもしれない。立派なズル休みでしょ!という声が聞こえてきそうだけど。

 

しかし、のちのち、仕事や働くペ―スがあっていないと、どうしても定期的にこの混乱日が訪れてしまう……ということに気が付き、わたしは、まぁ、やりたいことへ注ぐ時間もつくりたくて、フルタイムの会社員を退職したわけだけど。

 

これはよく考えたら当然で、だって、体力も、必要な睡眠時間も、通勤にかかる時間も、疲労を回復させる能力も、人それぞれ違うんだから。フルタイムで働き、生活がまわらなくなる人がいても、なんもおかしいことではない。

 

最後に:言い訳できないズル休みって?

 

寝坊しちゃって、なんとなく、とか、遊びに行きたいから、とから、そういった理由で休むのは、確かにズル休みかもしれないし、そんなときも休んでいいよ、胸をはってすすめることはさすがのわたしもできない。ただ、それも究極をいえば本人の自由だとはわたしは思うのだが。

 

といいつつ、寝坊しちゃって…は、はるか昔にわたしもなきにしもあらず……。

 

ただし、今回こうして、「ズル休み」を深堀りしてみると、わたしの場合は純粋なズル休み(?)は意外としていないことに気が付いた。

 

もちろん、休めば迷惑をかける場合もあるし、給料、もしくは有給は減ってしまうし、大事な日に休むと、まわりだけでなく、自分もあとから大変にあるケースも多いので、そのあたりは自己判断で。

 

でもでも、やっぱり思う。日本の社会がもっと気軽に休めたら、過労死なんて言葉は生まれなかったかもしれない。つらいときはとにかく休もう!